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すねの前側やふくらはぎの痛みや張りを訴える患者さんが増えています。
これを治すには…、
単純に張っている筋肉をほぐせば良いわけではありません。
すねの筋肉は、
足の甲や足の裏の親指の付け根に、
ふくらはぎの筋肉は、
踵や足の裏(足底)に繋がっていきます。
これらの筋肉が張ってしまうのは、
体幹の歪みを補正しているためと、
足のつき方、歩き方によるものが多いです。
血流を良くしようと、
足の裏やふくらはぎを
一生懸命揉んだりストレッチしたりする人も多いと思いますが、
足の裏やふくらはぎの筋肉を緩めて良くなる割合は、
なんと50パーセントしかないそうです。
残りの50パーセントは、
良くなった気がしているのと、悪化している人です。
緩めなきゃいけない筋肉を緩めて、
簡単な運動療法で、
すねの痛みや張りは劇的に改善し、
歩き方や足のつき方も改善されてきます。
気になる方は当院まで。
靴の外側が減ってしまうので、
足を治して欲しいという患者さんがいます。
靴の外側が減ってしまうのは、
踵が内側に入っており、
靴の内側が減ってしまうのは、
踵が外側に出ているからです。
しかし、
内側に入っているから外側に治す、
外側に出ているから内側に治すという安易な治療では良くなりません。
体幹と踵は運動連鎖(身体の動きのパターン)で連動して動くため、
患者さんの特性に合わせた体幹のバランスを分析しないと、
踵を内側に入れた方が良いのか、
踵を外側に出した方が良いのかは解りません。
踵の減りや、
外反母趾・扁平足など足の症状でお悩みの方、
気になる方は当院まで。
腰痛(ヘルニア、椎間板炎、脊柱管狭窄症、すべり症、腰椎の変形など)は、
体幹の硬さが原因になる事が多いようです。
本来、背骨は、首で7個、背中で12個、腰で5個の骨から構成されていて、
この24個の骨がそれぞれ個別に細かく動くことができます。
しかし、
体幹が硬いと、背骨の一個一個が個別に細かく動くことができず、
背骨が一定の塊となって動くようになってしまいます。
その結果、
特定の箇所に負担がかかり続け、
その特定の箇所が腰であった場合には、
腰痛が発生していくのです。
このような方は、
脊柱起立筋という筋肉の緊張が強くなり、
横突棘筋(おうとつきょくきん)が使いにくくなっています。
治療では、
マッサージでほぐすのでは、効果はあまりなく、
横突棘筋を使いやすくする運動が必要になります。
気になる方は当院まで。
昨日、当院は休診でしたが、
スタッフ一同、セミナーに参加して来ました。
講師の先生は、
筑波大学などで解剖学の博士号を取った先生で、
現在も、日々の治療を続けていて、
トップアスリートから一般の方まで幅広く治療している先生です。
その中でも、今日は「骨盤底筋」について。
多くの女性が、歪みや姿勢・スタイル、
産後の矯正などを気にしていると思いますが、
そんな方は、きっと骨盤底筋という名前は聞いたことがあると思います。
骨盤底筋が体幹を支える重要な筋肉なのは、
有名な話ですが、
この筋肉をどうやって使うのか、
どうやったら鍛えられるのか、
実は、
患者さん個々の特性に合わせて、
呼吸しながら簡単なストレッチするだけで良いそうです。
骨盤底筋が安定すると、
体幹が安定し、
姿勢の矯正や歪みの矯正になり、
その他にも
肩こりや腰痛、首の痛みや背部痛など、
体幹だけでも様々な症状が改善できるそうです。
気になる方は当院まで。
今日は診療は休診となりますが、
当院ではスタッフ一同、
私の実家(墨田区)の近くまでセミナーに行ってきます。
今回の内容は、
「上肢」
一昨日もブログで書きましたが、
上肢は体幹と密接な関係があり、
上肢の症状の原因が体幹にあったり、
下肢の症状を上肢が代償したりしています。
また、
上肢は、歩行時には、
足が地面に完全に接地してからの
推進運動に関わってくるため、
上肢の症状があると、
歩行時にスムーズに前進しなくなります。
こういったことを、
いかに早く的確に治せるか。
明日以降の診療に少しでも役立てるように
今日も一生懸命勉強してきます。
先週、今週と運動会の学校や幼稚園・保育園が多いようです。
先週の連休後には、
綱引きで腰痛
走って捻挫
ジャンプで筋挫傷など
親御さんの怪我で多く来院されました。
当院では、
急な怪我でも治療できるように、
経験豊富なスタッフが常勤しております。
また、
必要に応じで医療機関もご紹介致します。
万が一、怪我をされた場合には、
お気軽にお問い合わせください。
また、
怪我をしないように、
ウォーミングアップと
無理をし過ぎないように気をつけてくださいね。
四十肩/五十肩などでお悩みの方も多いと思います。
四十肩/五十肩などの患者さんで多いのが、
体幹の硬さです。
両腕(肩~指先まで)は、筋膜を介して体幹から
ぶら下がっている状態です。
そのため、
体幹の影響を受けやすいのです。
日常生活や運動・仕事など、
肩を動かす際に、
腕だけでその動作を行おうとすると、
徐々に肩関節に負担がかかっていきます。
解りやすい例が、
後ろの物を取ろうとする時、
腕だけを後方に回して取るという動きです。
本来なら、
体幹の捻り(回旋)とともに、
腕を後方に回して取るのが良い動きになります。
このように、
体幹を使わない動きをしていると、
徐々に体幹が使えなくなり、
結果として四十肩/五十肩などになってしまうのです。
すでに四十肩/五十肩などになってしまっている方は、
日常生活で体幹を動かすようにしていると、
肩関節の動きも良くなってきますよ。
気になる方は当院まで。
腰が痛くて治療を受けて良くなり、
腹筋を指導された経験がある方も多いと思います。
もちろん腹筋・腹圧は腰を支えるために重要ですが、
腰に負担のない動きや、
動かしやすい体幹にするためには、
腹筋を鍛えた方が良い人(※腰椎の屈曲運動)と、
背筋を鍛えた方が良い人(※腰椎の伸展運動)がいます。
割合としては
腰椎の屈曲運動が良い人が6~7割で、
腰椎の伸展運動が良い人が3~4割です。
これを間違えて鍛えてしまうと、
体幹の動きが硬くなり、
かえって腰痛や背部痛、五十肩などの
原因となってしまう可能性があります。
運動の秋で、鍛えることは良いことですが、
くれぐれもご注意ください。
気になる方は当院まで。
運動をするのに良い気候になってきました。
ランニングやマラソンで膝を痛める方は、
膝のどの部分に痛みがあるのか、を確認することと、
走っている動きを見て、
二―イン・トゥーアウト(膝が内・つま先が外)
ニーアウト・トゥーイン(膝が外・つま先が内)
ニュートラル(膝とつま先が一緒の方向)
のどれに当てはまるかを見る必要もあります。
二―イン・トゥーアウトになる方は、
内側側副靭帯損傷・膝蓋靭帯内側部の痛み・鵞足炎
シンスプリント・後脛骨筋炎・アキレス腱内側部の炎症など
が起こりやすくなります。
また、
ニーアウト・トゥーインになる方は、
外側側副靭帯損傷・腸脛靭帯炎・
膝蓋靭帯外側部の痛み・内側半月板損傷
アキレス腱外側部の炎症・腓骨筋腱炎など
が起こりやすくなります。
足の使い方で、
二―イン・トゥーアウトやニーアウト・トゥーインの
傾向がある方は、膝の治療だけでなく、
足の使い方を修正する必要もあります。
気になる方は当院まで。
この3連休でたくさん動いて、
足の裏が痛くなった患者さんが来院されました。
この患者さんは、
もともと扁平足を気にされていましたが、
扁平足だから悪いということは無いんです。
足の裏で特に重要なのは、
踵と縦アーチです。(他の部分も重要ですが…。)
踵が内反すると、
足の甲(前足部)が硬くなり、
踵が外反すると、
足の甲(前足部)が柔らかくなります。
これを個々の特性に合わせて分析し、
治療することで、
足の痛みは早期に改善することができます。
足の裏が痛いと、
リハビリでタオルギャザーを進められますが、
身体の特性によっては、
痛みを増長させることがありますので、
ご注意ください。
気になる方は当院まで。