整骨院でも、整形外科や病院と同じように、交通事故の治療を受けることが出来ます。
その際の自己負担金は0円です!!
現在通院中の病院と併用することや、転院も可能です。症状に変化がない場合や、辛い痛みが続いている場合など、一度ご相談下さい。
保険会社とのやり取りも当院にお任せ下さい!
※当院では、国家資格を持つ施術者が対応致します。
※整形外科などの病院も、ご紹介致します。
交通機関の運行上の何らかの異常により、損害が発生する事故のことで、鉄道や海難、航空事故なども事故に含まれます。
一般的には、道路での自動車、自転車、歩行者の事故を交通事故と呼びます。昨今では、高齢者による事故や、歩行者の死亡事故などが、増加傾向にあると言われています。また少し古いデータですが、2013年に発生した交通事故は、62万9021件にもなると言われています。
交通事故では、自分自身で思っているよりも、大きな衝撃が身体に加わります。その為に通常の怪我や筋肉の緊張に比べて、痛みの緩解や症状の治りが遅く、治癒までに時間を要する場合があります。
またふとした事で、良くなっていた症状が再度悪化することも少なくありません。交通事故での怪我を甘く見るのは危険です。
交通事故では骨折や脱臼、打撲、内臓損傷や切傷、脳や血管の障害など、様々な症状や障害が生じます。
その中で整骨院への来院が多いのが、腰や首、肩、背中、足首、膝、股関節などの捻挫や挫傷、打撲および骨折後の後療(リハビリ)です。
更にその中で最も多いのが頸部捻挫、いわゆるむち打ち症です。
人間の頭の重さは、体重の約10%程度だと言われています。その重さを普段から首は支え続けているのです。交通事故の瞬間、手はハンドルを強く握り、足はブレーキを踏みしめ、身体はシートベルトで固定されます。この際、頭は固定されておらず、衝突や急停車によって前後に大きく振られてしまいます。結果として、それを支えている首に過度な負担がかかり、むち打ち症が発生してしまいます。
またむち打ち症は、大きな衝突事故だけでなく、低速走行中の追突事故や停車中のもらい事故など、軽い衝突事故でも発生します。身構えていない状態で、不意の衝撃が加わることによって、頭を支えている頸部には大きな衝撃となり、むち打ち症が起こるのです。むち打ち症の症状としては、首や肩、頭、背中、腕、手首、指、にかけての痛みや、重さ、凝り感、違和感、不快感などや首や肩を動かした時の痛みが主体です。
人によっては、吐き気やめまい、目の違和感、しびれなどが生じる場合もあります。
また、むち打ち症の特徴の1つに、事故直後には痛みや不調、その他の症状を感じないという場合があります。事故直後はとても動揺していたり、興奮状態にあるため、痛みや症状が麻痺してしまうことがあるのです。その場合、数時間~数日して症状が現れてくることもあり、注意が必要です。また保険会社や事故相手から、症状と事故との因果関係が、交通事故に本当に起因しているのか、疑われてしまうこともあります。
交通事故に遭ってしまったら、その時に自覚症状を感じていなくても、必ず病院を受診し、医師の診断を受け、診断書をもらうようにしましょう。
事故の状況や程度、患者様の体質や年齢、負傷の部位などによって生じる症状も様々です。
むち打ち症も、その原因や損傷の程度、どこが障害されているかによって、いくつかに分類されます。
首の骨である頸椎や、その周囲の筋肉や靭帯が、交通事故の衝撃により、引き伸ばされたり捻られたりして障害された状態です。むち打ち症のうち、70~80%が頸椎捻挫であると言われています。特徴としては、首や肩、背中、腕などの痛みや重だるさ、張り感、動かしにくさなどです。しびれが生じることはあまり多くなく、仮に生じても比較的早期に改善します。
後頚部交感神経症候群とも呼ばれます。交通事故の衝撃により、首の損傷が生じ、頚部の交感神経が、直接あるいは間接的に障害されて起こると考えられています。交感神経が障害を受けることにより、様々な自律神経症状を呈するのが特徴です。例えば、頭痛やめまい、耳鳴りや吐き気、目のかすみ、動悸、発汗、不眠、イライラなどが生じる場合があります。
脊髄から枝分かれした神経が、根元の部分である神経根で障害される疾患です。神経根が引き伸ばされたり、圧迫を受け障害されたりすることによって症状が現れます。首や肩から腕、指先にかけて痛みやしびれ感、感覚の鈍麻、筋力低下などが現れることが多いです。頸椎ヘルニアの原因にもなり、首を上に向けた時や、くしゃみなどでも症状が悪化する場合があります。
脊髄とは、神経の本幹で、脳から直接連続してくる中枢神経に分類され、脊柱の中を通っています。損傷する脊髄の高さによって症状は異なりますが、四肢の麻痺や知覚障害、歩行障害、呼吸器障害、膀胱直腸障害などが現れます。むち打ち症の中では、最も症状が重く、深刻な後遺障害が残ってしまう場合が多いです。
事故の衝撃によって、一時的に脊髄内の髄液圧が上昇し、硬膜という膜が損傷してしまい、髄液が漏れ出すことによって引き起こされると言われています。症状の初期では頭痛を感じることが多く、次いで多様な症状が現れると言います。頭重感や疲れ感、イライラ感、不眠、全身の痛みや不快感などです。診断にはMRIを含めた専門的な検査が必要となります。
後遺障害とは、負傷した怪我の治療を続けていたにも関わらず、将来的に症状の改善が見込めない状態になってしまうことを言い、またそれにより労働能力の喪失が伴うことを言います。この労働能力の喪失を伴わないものは、後遺症と言います。
後遺障害は、症状の程度によって1級から14級までの14段階に分けることが出来ます。後遺障害の認定を受けるためには、交通事故と残存症状との因果関係が明確に認められ、医学的に証明されなければなりません。
治療内容は、負傷部位や症状の時期、痛みの程度、症状の種類によって異なります。
事故に遭ってすぐの急性期や、症状や痛みの強い時期には、炎症が併発する場合があります。
その場合は、まず患部の安静、アイシングを行います。物理療法や鍼治療、軽度の手技治療も有効です。コルセットやサポーターを含む、自宅での過ごし方や日常生活を含めたアドバイスや指導を行います。徐々に痛みが軽快してきた場合や、受傷直後から動けないほど強い痛みでない場合には、症状に合わせて身体のバランスを整えたり、矯正を行ったりします。
頸部捻挫でもそうですが、身体のバランスや歪みを整える事で、患部の負荷を減らして治癒を早めたり、症状の緩解が期待できます。内臓から起因する場合や、症状が重篤な場合など、病院に行くべき状態が疑われる場合には、検査や評価を行い、しかるべき医療機関をご紹介致します。交通事故では、自分自身が思っているよりも、身体には強い衝撃を受けています。
そのままほっておくと、痛みが強くなり、症状が長期間に渡り残ってしまうこともあります。早期の治療で症状や痛み、辛さを改善させましょう。