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徐々に寒くなってきて、
腰痛や膝痛、首痛などで通院されている患者さんから、
冷え・むくみなどの相談を受ける事が多くなりました。
単純に血行不良による冷えやむくみがある場合、
治療のポイントになるのは、
体幹(胸郭)です。
(もちろん、身体を冷やさないなど、
基本的なことは重要ですが…)
体幹(胸郭)の動きや柔軟性が無いと、
心臓によって血液を送り出す働きが弱くなり、
血行不良になってしまいます。
寒くなってくると、
身体に力が入り、
体幹の動きが無くなり、
余計に血行不良になりやすいのです。
では、
治療はどうすれば良いか。
体幹の動きを改善させるためには、
横隔膜と手指、
そして呼吸に合わせた運動療法が関係してきます。
たびたび書いていますが、
整骨院にありがちな、
ただ筋肉をほぐす、ストレッチをするなどでは、
身体症状は改善しません。
改善したと思うのは、その時だけでしょう。
症状を改善させるためには、
動きを変えること(運動療法)が重要なんです。
冷えやむくみでお悩みの方、
よくわからず、足の裏やふくらはぎを治療してもらっている方、
根本的に冷えを治したい方など、
気になる方は当院まで。
姿勢や歪みが気になり、
治療に来られる方がいます。
姿勢や歪みを治していく時、
一般的には、
身体の前側から、
骨盤の歪み・肩の高さ・肩甲骨の位置・O脚など、
身体の横側から、
耳・肩・股関節(大転子)・膝・足首など、
身体重心のラインなどをチェックすると思います。
しかし、
歪みや姿勢を治すときに、
一番やってはいけないのは、
上記のような、
ベットに寝た状態、
立って動かない状態など、
身体を静止した状態(ポジション)で評価することです。
人は、生活するために必ず動きます。
ですから、
静止した状態で姿勢が悪い・歪みがある、といっても、
日常生活などで動いていて機能的に問題が無ければ大丈夫なのです。
問題になるのは、
動いているときに、歪みや姿勢が悪くなることです。
動いているときに、歪みや姿勢が悪くなると、
身体の色々なところに負担がかかり、
様々な症状が発生してきます。
よって、
整骨院や整体・マッサージなどに治療に行き、
寝た状態で骨盤が前傾・後傾、足が短い・長いなどと歪みを指摘されたり、
立った姿勢で、姿勢が悪いなどと言われても、
気にすることはありませんし、
身体の位置(ポジション)を言っているだけで、
機能的には何の意味もありません。
当院では、
患者さんを動きの中で評価し、
まずは、
身体の前側・横側
上半身・下半身などに大きく分類して、
動きの中で身体のどこに無理があって、
問題が起きているかを明確にして治療を行います。
姿勢や歪みを治したい方、
治療に通っているが効果が無い方、
気になる方は当院まで。
土曜日の診療後、
毎月恒例の院内勉強会を行いました。
専門学校時代にお世話になり、
国家試験の実技試験の試験官や、
教科書の作成に携わっている先生です。
今回は、
日常生活やスポーツ、
若者からお年寄りまで、
幅広く怪我をしやすい突き指について。
突き指といっても骨折を併発していることもあり、
見落としがちな骨折、
決してやってはいけない整復などについて教えて頂きました。
また、
突き指も一本だけの指とは限らず、
複数の指を突き指し、
骨折を伴うことも当然あります。
そうした際に、
どの指から整復していけば良いか。
学校で教わった内容をもとに、
実際の臨床では、どのように治療をしているか、
今回は、幅広く教えて頂きました。
毎回、勉強会をして思うことは、
整骨院には骨折や脱臼の患者さんは来ない、と思い込み、
こうした知識も無いまま、
整骨院で治療を行っていることは、
患者さんにとっても良くないですし、
非常に怖いことだと思います。
当院では、毎月一回、
専門学校時代にお世話になった先生に来て頂き、
怪我・外傷(骨折・脱臼など)の勉強会を行っております。
もし、怪我をしてしまい、
どこに行ったらよいか解らない場合には、
お気軽に当院にご来院ください。
気になる方は当院まで。
昨日、肘を伸ばしたまま、
手のひらをつくように転倒し、
肘関節の腫れ・痛み・可動域制限を訴える患者さんが来院されました。
当院では、
毎月一回、骨折や脱臼などの怪我の整復や、
どうやって怪我の状況を判断するかなどを、
専門学校時代の恩師の先生に来て頂き勉強会を行っています。
その患者さんの肘を見て、
すぐに、骨折や脱臼とそれに併発する怪我についての考え方として、
先生から教わっていたジェフリー骨折のことが頭に浮かびました。
詳しく検査すると、
幸いにも骨折や脱臼はなく、
靭帯損傷という怪我でした。
やはり、
骨折や脱臼の勉強をしているため、
こういった怪我の患者さんが来た時も
余裕を持って対応できたと思います。
整骨院は本来、骨折や脱臼を治療できるプロフェッショナルですが、
最近の整骨院には、
怪我が来たら、
何も処置できず、
そのまま病院に紹介するところもあるようです。
当院には、
整形外科での勤務経験や、
グループ整骨院で院長や副院長を経験したスタッフが、
常勤しています。
骨折や脱臼、捻挫や筋挫傷(肉離れ)などの怪我をしてしまい、
どこに行こうかと悩んだ際には、
当院にお気軽にご相談ください。
整骨院で治療できない怪我などは、
整形外科もご紹介致します。
気になる方は当院まで。
本来、背骨はS字状のカーブがあります。
首では、7個の骨が前方に30度~40度の弧を描くようにカーブしていますが、
首の疲労や下を良く向く姿勢(スマホやPC作業など)で、
このカーブの角度が浅くなったり、
頸椎(首の骨)が真っ直ぐになってしまう状態を
ストレートネックと一般的には言われています。
しかし、
当院でセミナーに参加している解剖学の博士号を取得した先生の話では、
ストレートネックは、
7個ある頸椎の中で、
日常生活や身体の動かし方のクセなどで、
良く動く頸椎と動かない頸椎が発生し、
良く動く頸椎を動かしている筋肉に引っ張れるため、
頸椎が徐々にまっすぐになってくると言われています。
ですから、
7個ある頸椎が、それぞれ動くようになると、
頸椎のカーブが治ってきます。
ストレートネックになると、
首や肩に負担がかかりやすく、
首・肩や腕・手の痛みや痺れ、
寝違えや頭痛・めまいなども引き起こしてしまいます。
ストレートネックだからしょうがない…、と諦めていた方、
痛みが出るたびに、マッサージなどを受けている方、
ストレートネックは治らないと思って、長年に渡って治療を受けている方、
治療を受けるが、その場だけしか改善しない方、
姿勢が原因と言われ、姿勢の矯正をしている方、
歪みが原因と言われ、骨盤の矯正をしている方、
ストレートネックを治したいと思っている方、
気になる方は当院まで。
今週に入って朝晩の冷え込みが強くなり、
ギックリ腰や原因のはっきりしない腰痛を訴える患者さんが増えています。
腰痛が起きてしまうのは、
身体の腰以外の他の部位の動きが低下し、
腰椎が頑張って動いているためと言われています。
そのために、
ギックリ腰や変形性腰椎症、
ヘルニアや脊柱管狭窄症、
筋筋膜性腰痛や椎間関節症などになってしまいます。
ですから、
治療は、
身体のどの部位が腰に負担をかけているかを分析、
そして、その部位の動きを良くして(運動療法など)、
腰が過剰に動かなくなれば腰痛は治ります。
また、
腰痛の予防には腹筋・背筋を鍛えると言われますが、
腰の安定性には、
横突棘筋が重要と言われており、
この筋肉を使えるようにするためには、
いわゆる腹筋・背筋運動ではなく、
腰椎のみを曲げる運動と、
腰椎のみを反らす運動が必要になります。
腰の前(お腹)や腰(脊柱起立筋)、
股関節や殿部(お尻の筋肉)が硬いからと言って、
腰や殿部のマッサージ、
腸腰筋や腹部のマッサージ、
骨盤周囲のストレッチをする、
などでは、腰痛が治るばかりか、
徐々に悪化してしまうこともあります。
腰痛でお悩みの方、
治療を受けているが改善しない方、
腰痛を治したい方など、
気になる方は当院まで。
運動をよくする方で、
すねの内側が痛くなり、
走れない、歩くのも辛いと言った症状で、
シンスプリントがあります。
長距離走や跳躍動作の多いスポーツに発生しやすく、
疲労や扁平足・回内足などによる後脛骨筋などへの
牽引ストレスが原因と一般的には言われています。
では、なぜ牽引ストレスが発生してしまうのか。
後脛骨筋は、
運動や歩行時、足を接地した時に、
すねの骨が外側に倒れる(※例えるならO脚になる)動きを抑制するのに働いています。
この、すねの骨が外側に倒れる動きが過剰に起きるのは、
足の裏の重心(足圧中心)が内側に寄った時です。
足圧中心が内側に寄ると、
すねの骨が外側に倒れる動きが強くなり、
すねの骨が外側に倒れないように後脛骨筋が頑張ります。
ですから、
治療は、
すねの筋肉をほぐす、
テーピングで重心を内側に寄せる、
骨盤の歪みを治す、
ふくらはぎの筋肉をストレッチする、
などをやっても、あまり効果は期待できません。
特に、テーピングやインソールには要注意です。
すねの骨が外側に行かないように、
重心を内側に寄せようとすると…、
足圧中心が、ますます内側に寄ってきて、
シンスプリントは悪化します。
シンスプリントが悪化すると、
すねの骨の疲労骨折などにもつながります。
気になる方は当院まで。
肩が上がらない疾患には、
四十肩/五十肩、腱板損傷、滑液包炎、
上腕二頭筋長頭腱炎など様々な疾患があります。
これらの疾患は、
身体のどこかが正しく機能していないために、
結果として肩関節に負担がかかり症状が発生します。
では、
身体のどこが機能していないのか、
簡単に見分けるには、
いくつかの姿勢で肩を上げてもらうことで解ります。
立った状態、
座った状態、
寝た状態、
この三つの姿勢で、
肩を動かしてもらうと、
肩の問題なのか、
体幹の問題なのか、
下肢の問題なのか、
大まかに見分けることができます。
治療も、
肩のマッサージやストレッチ、
骨盤の歪みを治す、
姿勢の問題や血行不良が原因と言って、足の裏やふくらはぎをほぐす、
一生懸命に上げる動作を繰り返す、
肩甲骨をほぐす、はがす、
など、やみくもにやっても効果はあまり出ないでしょう。
どこに問題があるかを見極めて、
的確に治療することで、
早く治すことができます。
長年、肩が上がらず悩んでいる方、
治療を受けているが良くならない方など、
気になる方は当院まで。
ふくらはぎの張りを訴え、
アキレス腱炎を発症している患者さんが来院されました。
ふくらはぎの張りやアキレス腱炎を
発症しやすい人の特徴は、
日常生活やスポーツなどで、
足の裏の重心(※身体の重心ではありません。)が、
前方にズレている人が多いんです。
ふくらはぎの筋肉は、
歩行時やランニング時などで、
地面を蹴りだす時に最も筋力が発揮されると思われがちですが、
ふくらはぎの筋肉が最も発揮されるのは、
片足を踏み出して地面についてから、
身体が前方に移動して、
踵が地面から離れる前までなんです。
この時、
身体が前方に行き過ぎないように働くのが、
ふくらはぎの筋肉なんです。
ですから、
足の裏の重心が前方にあると、
ふくらはぎの筋肉が過剰に働き、
ふくらはぎの筋肉の張りや
アキレス腱炎を起こしてしまうのです。
では、
どうやって治したらよいか。
ふくらはぎの筋肉のマッサージやほぐし、
骨盤の歪みを治す、
ストレッチで柔軟性を高める、
テーピングで矯正する、
どれも根本的な解決にはなりません。
患者さん個々の身体の特性に合わせて、
治療と運動療法を行います。
アキレス腱炎を繰り返したり、
長引いている人は、
アキレス腱断裂に繋がるとも言われています。
皆様ご注意を!!!
気になる方は当院まで。
昨日、下肢(股関節・膝・足関節・骨盤)のセミナーに参加してきました。
これまでも何回か参加している、
解剖学の博士号を取得している先生のセミナーです。
今日は、骨盤の歪みについて、
最近、骨盤底筋群のトレーニングや骨盤の引き締め体操が、歪みの矯正に良い、
という美容系の話が多いそうですが、
いわゆるお尻の穴を締めるように筋肉に力を入れるような体操や、
お尻を持ち上げるような体操(ブリッジ)、
お尻や太ももの前・後ろを伸ばしたり(ストレッチ)、
足を上げたり下ろしたりするような体操(筋トレ)は、
実は、やって良い人とダメな人がいるそうです。
簡単に言ってしまうと、
骨盤の後ろにある、お尻(坐骨)を締めた方が良い人と、
骨盤の前にある、恥骨を締めた方が良い人がいるそうです。
この見分けが出来ないと、
骨盤が不安定になり、
腰痛や股関節痛、
肩こりや首の痛み、
膝痛や足首の痛みなど、
様々な障害を引き起こす可能性があるそうです。
では、
どうやってお尻や恥骨を締めたら良いのか、
どうやって骨盤底筋群を鍛えるのか、
仰向けに寝て、
呼吸に合わせて運動します。
骨盤の歪みが気になる方、
今現在、骨盤の歪みの治療を受けている方、
産後の歪みが気になる方などは要注意です。
気になる方は当院まで。