- Blog記事一覧 -下半身 | 千歳船橋駅前整骨院 - パート 71の記事一覧
下半身 | 千歳船橋駅前整骨院 - パート 71の記事一覧
股関節を開くような動きを強制されて、
内転筋を痛めてしまった患者さんがいます。
内転筋をうまく使えないと、
骨盤が左右に大きくぶれるような歩き方になってしまいます。
歩行時に内転筋が最も使われている時は、
地面を蹴りだして、
反対の足に荷重して行く際に、
反対側に大きく身体がぶれないように内転筋が働いています。
この働きが弱いと、
左右に大きくぶれるような歩き方になってしまうのです。
では、
これを治すには、
どうしたらよいのか。
もちろん痛めてしまった内転筋に対する治療は必要になりますが、
日常生活や仕事、趣味の運動などで、
内転筋が使えていない人、
内転筋が過剰に働いている人がいます。
これを的確に見極め、
股関節の機能を高めるような治療と運動療法が必要になります。
もし、
内転筋が使えていない人の筋肉を
緩めてしまったら…、
さらに左右のぶれが大きくなり、
なかなか内転筋の痛みは改善されません。
逆に、
内転筋を緩めた方が良い人に対して、
筋力が弱いからとトレーニングをしてしまったら…、
せっかくのトレーニングなのに、
症状は悪化します。
骨盤が左右に大きくぶれるような歩き方は、
股関節の外側の殿筋に問題がある場合と、
股関節の内側の内転筋に問題がある場合があるんです。
ここの見極めも重要になります。
気になる方は当院まで。
テレビで内股・がに股が取り上げれられ、
内股・がに股を治したいという問い合わせを頂きました。
そもそも、なんで内股・がに股になってしまうのか。
これは、
歩行時の重心の移動が深く関係しています。
歩行時に、
重心が過剰に前方に行き過ぎると、
身体が前に突っ込んでしまうため、
つま先を内側に入れて前方への勢いを止めようとします。
逆に、
歩行時に、
重心が過剰に後方に残りすぎると、
身体が後方に倒れてしまうため、
つま先を外側に向けて前方への推進力を出そうとしています。
試しに、
あえて、つま先を内側に向けて歩いて下さい。
前に行きにくいですよね。
そして、
あえて、つま先を外側に向けて歩いて下さい。
前に行きやすくなりますよね。
では、
これをどうやって治せば良いか。
テーピングで矯正しますか?
内転筋や殿筋が弱いからと筋トレをしますか?
歪みが原因と骨盤の矯正をしますか?
筋肉が張っているからとマッサージをしますか?
いずれもその場限りで、
根本的な解決には至りません。
内股やがに股を治すには、
身体の重心を上半身・下半身に分けて、
さらに重心が前方・後方・外側・内側のなかで、
どこで身体が安定するかを確認します。
そして、
安定する身体の位置を決めて、
あとは簡単な運動です。
運動といっても体操のようなもので大丈夫です。
気になる方は当院まで。
整体に行き骨盤の開きと歪みを指摘され、
治療したいという患者さんが来院されました。
よく骨盤が開く・閉じると言いますが、
骨盤が開くという状態は、
骨盤の後ろにある骨(左右の上後腸骨棘)が近づく状態(骨盤のアウトフレア)、
骨盤が閉じるという状態は、
骨盤の前にある骨(左右の上前腸骨棘)が近づく状態(骨盤のインフレア)、
と言います(他にもポイントがありますが、解りやすいポイントで説明しています)。
これを治すには、
まず、
骨盤の左右にある腸骨を前傾にした方が良いか、
後傾にした方が良いかを検査しなくてはなりません。
次に、
足(下肢)を内旋した方が良いか、
外旋した方が良いかを検査します。
この2つの検査で、
患者さんの身体に合った動きや姿勢の方向性が決まり、
骨盤を閉じた方が良いか、
開いた方が良いかが決まります。
見た目や、身体を静止した状態(立位や寝た状態)で、
骨盤が開いているから閉じる、
閉じているから開く、というような安易な考えで、
骨盤を治療すると、
かえって歪みが悪化したり、
身体のバランスが崩れて、
腰痛や肩こり、首の痛みや手足の痺れなど、
さまざまな身体の痛みなどが出てきます。
気になる方は当院まで。
運動をよくする方で、
すねの内側が痛くなり、
走れない、歩くのも辛いと言った症状で、
シンスプリントがあります。
長距離走や跳躍動作の多いスポーツに発生しやすく、
疲労や扁平足・回内足などによる後脛骨筋などへの
牽引ストレスが原因と一般的には言われています。
では、なぜ牽引ストレスが発生してしまうのか。
後脛骨筋は、
運動や歩行時、足を接地した時に、
すねの骨が外側に倒れる(※例えるならO脚になる)動きを抑制するのに働いています。
この、すねの骨が外側に倒れる動きが過剰に起きるのは、
足の裏の重心(足圧中心)が内側に寄った時です。
足圧中心が内側に寄ると、
すねの骨が外側に倒れる動きが強くなり、
すねの骨が外側に倒れないように後脛骨筋が頑張ります。
ですから、
治療は、
すねの筋肉をほぐす、
テーピングで重心を内側に寄せる、
骨盤の歪みを治す、
ふくらはぎの筋肉をストレッチする、
などをやっても、あまり効果は期待できません。
特に、テーピングやインソールには要注意です。
すねの骨が外側に行かないように、
重心を内側に寄せようとすると…、
足圧中心が、ますます内側に寄ってきて、
シンスプリントは悪化します。
シンスプリントが悪化すると、
すねの骨の疲労骨折などにもつながります。
気になる方は当院まで。
ふくらはぎの張りを訴え、
アキレス腱炎を発症している患者さんが来院されました。
ふくらはぎの張りやアキレス腱炎を
発症しやすい人の特徴は、
日常生活やスポーツなどで、
足の裏の重心(※身体の重心ではありません。)が、
前方にズレている人が多いんです。
ふくらはぎの筋肉は、
歩行時やランニング時などで、
地面を蹴りだす時に最も筋力が発揮されると思われがちですが、
ふくらはぎの筋肉が最も発揮されるのは、
片足を踏み出して地面についてから、
身体が前方に移動して、
踵が地面から離れる前までなんです。
この時、
身体が前方に行き過ぎないように働くのが、
ふくらはぎの筋肉なんです。
ですから、
足の裏の重心が前方にあると、
ふくらはぎの筋肉が過剰に働き、
ふくらはぎの筋肉の張りや
アキレス腱炎を起こしてしまうのです。
では、
どうやって治したらよいか。
ふくらはぎの筋肉のマッサージやほぐし、
骨盤の歪みを治す、
ストレッチで柔軟性を高める、
テーピングで矯正する、
どれも根本的な解決にはなりません。
患者さん個々の身体の特性に合わせて、
治療と運動療法を行います。
アキレス腱炎を繰り返したり、
長引いている人は、
アキレス腱断裂に繋がるとも言われています。
皆様ご注意を!!!
気になる方は当院まで。
昨日、下肢(股関節・膝・足関節・骨盤)のセミナーに参加してきました。
これまでも何回か参加している、
解剖学の博士号を取得している先生のセミナーです。
今日は、骨盤の歪みについて、
最近、骨盤底筋群のトレーニングや骨盤の引き締め体操が、歪みの矯正に良い、
という美容系の話が多いそうですが、
いわゆるお尻の穴を締めるように筋肉に力を入れるような体操や、
お尻を持ち上げるような体操(ブリッジ)、
お尻や太ももの前・後ろを伸ばしたり(ストレッチ)、
足を上げたり下ろしたりするような体操(筋トレ)は、
実は、やって良い人とダメな人がいるそうです。
簡単に言ってしまうと、
骨盤の後ろにある、お尻(坐骨)を締めた方が良い人と、
骨盤の前にある、恥骨を締めた方が良い人がいるそうです。
この見分けが出来ないと、
骨盤が不安定になり、
腰痛や股関節痛、
肩こりや首の痛み、
膝痛や足首の痛みなど、
様々な障害を引き起こす可能性があるそうです。
では、
どうやってお尻や恥骨を締めたら良いのか、
どうやって骨盤底筋群を鍛えるのか、
仰向けに寝て、
呼吸に合わせて運動します。
骨盤の歪みが気になる方、
今現在、骨盤の歪みの治療を受けている方、
産後の歪みが気になる方などは要注意です。
気になる方は当院まで。
骨盤の歪みが気になったり、
産後の歪みや腰痛などでお悩みの方も多いと思います。
治療に行くと、
骨盤の歪みを評価して、
(解剖学的に)正しい位置に戻しましょう、
と言われることが圧倒的に多いと思います。
ですが、
骨盤の骨は、
実は、左右対称に出来ていないんです。
ですから、
治していくためには、
「限りなく左右の非対称性が最小限になり、
効果的な運動ができる最良な状態」に
戻すことが重要なんです。
ちなみに、
骨盤からつながる両方の大腿骨(太ももの骨)も、
実は、
左の大腿骨(太ももの骨)がまっすぐに、
右の大腿骨(太ももの骨)が前後に少し彎曲しているんです。
また、
骨盤の上に乗る上半身も、
実は、
正中線(身体の真ん中)に対して、
若干左にズレているんですよ。
こういった身体のバランスを、
「正常な状態に戻す」ではなく、
「ニュートラルな状態に戻す」と言います。
こういった知識も無いまま、
やみくもに正常に戻そうと治療や矯正をしても、
歪みが戻らないだけでなく、
症状が悪化することが多いんです。
当院では、
こういった解剖学的な知識と、
患者様の身体の特性に合わせた最適なバランスに
戻すように骨盤の矯正を行っております。
気になる方は当院まで。
膝の痛みがある場合、
どのように治療すれば良いのでしょうか。
膝の痛みがある患者さんは、
大腿四頭筋を鍛えるようにと、よく言われます。
確かに、
筋力を測ると、大腿四頭筋の筋力は落ちています。
しかし、
これは筋力が落ちているのではなく、
大腿四頭筋が疲労しているから筋力が弱くなっているのです。
では、
疲労している大腿四頭筋をマッサージなどで、
ほぐせば良いのでしょうか。
ほぐすと一時的には筋力は戻りますが、
またすぐに大腿四頭筋が疲労してきます。
これが、治療に行くと良くなった気がするけど、
すぐに戻ってしまうと言われる状態です。
膝の痛みに対してどうすれば良いのか。
下肢の筋肉は、
大きく分けて、
骨盤の前・後ろ
太ももの前・後ろ
ふくらはぎの前・後ろ
足の甲・裏
その他にも、内側・外側もありますが、それはまたの機会があれば…。
これらのどこの筋肉を使いやすくすると、
膝の痛みに良いのか。
これが重要なんです。
これは個人の身体の特性によって違います。
この特性をしっかり分析して、
治療しないと膝の痛みは改善しません。
膝の痛みは、
漫然とマッサージをしていても治りません。
膝の痛みを本当に治したい方は当院まで。
前回、膝の痛みの原因が、
加齢や変形によるものでは無いことを書きました。
では、何が原因なのか…。
膝の痛みを訴える多くの方は、
歩いているときに、
膝が伸び切らずに歩いていることが多いんです。
そうすると、
膝を支える大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)が、
常に頑張らなければいけなくなります。
その結果、
大腿四頭筋が疲労してくると、
膝関節にかかる負担が増えて、
膝関節の脂肪体(クッション)や滑膜(関節の袋)に炎症が起きて痛みとなります。
ですから、
治療の方法も、
疲労している大腿四頭筋をさらに鍛える、
というのは本末転倒な話で、
余計に悪化してしまう人も大勢(膝の痛みを訴える人の約半数)います。
続きは次回。
気になる方は当院まで。
膝の痛みでお悩みの方も多いと思います。
膝の痛みで病院を受診すると、
変形だから、
加齢だから、
軟骨が減っているから、
と言われる事も多いです。
しかし、
良く考えてください。
変形などによって関節の隙間が狭くなったとして、
狭くなっているその隙間には
痛みを感じる神経はありません。
また、
痛みが変形や加齢によるものであるならば、
変形が治らない限り痛みは取れないということになります。
しかし、
変形があっても痛みがない人も大勢います。
よって、
変形や加齢は痛みの原因ではありません。
では、原因はなんなのでしょうか?
続きは次回。
気になる方は当院まで。