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最近、肩が上がらない。

2019.07.26 | Category: 上半身

今年に入ってから、

肩のこりや動かしにくさを感じ始め、

7月になってから、

肩の痛みが強くなり、

腕が上がらないという患者さんが来院されました。

肩関節の検査すると、

肩関節周囲炎、いわゆる四十肩/五十肩(肩関節周囲炎)になっており、

腕を横に上げる動き(外転)で痛みを最も訴えていました。

また、

体幹の動きを見ても、

体幹の回旋や側屈などの動きが極度に硬くなっていました。

 

肩関節が痛いと、

ついつい肩関節に注目しがちですが、

肩関節の動きは、

筋肉を包んでいる筋膜を介して、

体幹の影響を強く受けています。

※上肢(腕)は筋膜を介して体幹からぶら下がっている状態で、

筋膜の影響を、上肢⇔体幹どちらも強く受けます。

 

いわゆる四十肩/五十肩などの

肩関節周囲炎と言われる疾患は、

本来、肩と連動して動くはずの体幹や肩甲骨が

硬くなって使いにくくなり、

肩関節のみが頑張って動くために、

肩関節に炎症が起きて痛みとなっていきます。

※よく言われる、老化による腱板の変性が原因ではありません。

もし、老化が原因なら、

お年寄り全員が四十肩/五十肩でなくては

おかしくなりますよね…。

 

解りやすい例ですと、

後ろの物を取ろうとするとき、

腕だけを後方に回して取るような動きです。

これも、

正しい身体の使い方なら、

しっかりと体幹を回旋させて(後ろを振り向くような動き)、

そこから腕を伸ばす、というのが正しい使い方になります。

 

この患者さんも、

お仕事を定年退職されて、

運動不足を感じていた、という事でした。

四十肩/五十肩などの肩関節周囲炎の経過は、

炎症期(freezing phase)

拘縮期(frozen phase)

回復期(thawing phase)

の3つに分類され、

炎症期は、

炎症反応による痛みが強いため、

積極的には肩関節を動かすような治療は行えません。

ですが、

体幹の使い方を治すことはできますし、

体幹の使い方を覚えると、

日常生活で肩関節にかかる負担が減ってくるため、

圧倒的に四十肩/五十肩の治りも良くなってきます。

 

この患者さんにも、

患者さんの身体の特性を分析して、

身体に合った体幹の使い方を指導して、

自宅でもできる体操やストレッチを指導しました。

 

四十肩/五十肩でお悩みの方、

最近、肩の動きが悪いと感じる方、

肩の治療を受けているが改善しない方、

老化が原因と言われ諦めている方、

治療に行ってもマッサージしかされない方、など

気になる方は当院まで。

 

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