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肉離れは的確な診断が重要

2025.04.16 | Category: 下半身

4月の新生活になって、

部活動で活動量が一気に増え、

肉離れなどの怪我で来院される学生が増えております。

一般的に肉離れは、

筋肉がぶちっと切れるイメージがあるかもしれませんが、

そんなことはまれで、

筋肉(筋線維)が骨に付着する部分か、筋肉と腱の間(筋腱移行部)で損傷する事が多いです。

肉離れの診断には奥脇の分類が有名で、

奥脇の分類の肉離れのイメージ画を見ても、

肉離れは筋肉自体がブチッと切れるのではなく、

筋肉の端っこ(付着部)ではがれるように起こっています。

奥脇の分類における各型の頻度は、

Ⅰ型とⅡ型は同程度で、Ⅲ型は数%で稀と言われています。

奥脇の分類↓

Ⅰ型(軽症):筋腱移行部の血管損傷(筋組織)のみ

Ⅱ型(中等症):筋腱移行部(特に腱膜)損傷

Ⅲ型(重症):腱性部(付着部)の完全断裂

これらは、的確な診断と、

その状態に合わせた治療を行わないと、

治るのが遅くなったり、

治った後も再発しやすくなったりしてしまいます。

肉離れは何度も繰り返すことが非常に多く、

クセになりやすと言われていますが、

初診時の診断が間違っていることが再損傷する1つの原因ともされています。

Ⅱ型損傷なのにⅠ型損傷と診断されたり、

治っていないのに、早期にスポーツ復帰した場合には、

約半数の割合で再断裂を認めるというデータもあります。

また、

高校生以下では大腿直筋の肉離れが多く、

大学生ではハムストリングの肉離れ、

30歳以上では腓腹筋内側頭の肉離れが

多く発症しているというデータもあります。

当院では、

発生した肉離れがどの型なのかをエコー検査も用いて明確に判断し、

その病態や患者さんのニーズに合わせて、

できる限り早期に回復できるように、

怪我した組織の修復を早める効果のある超音波治療や、

マイクロカレントといった微弱電流による治療もおこない、

治療計画を立てて再発しないように治療を進めています。

肉離れを何度も繰り返してしまう、

そもそも肉離れがどの程度の損傷なのか説明を受けていない、

ゴールデンウィークの試合に出たい、など

気になる方は当院まで。

千歳船橋駅前整骨院

千歳船橋駅前鍼灸院

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