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肋骨骨折後に肩が上がらない。

2019.08.08 | Category: 上半身,下半身

半年前に肋骨の骨折をして、

肋骨の骨折は治ったが、

最近、肩が上がらなくなり、

着替えなどが辛い、という患者さんが来院されました。

 

肩関節を詳しく診てみると、

肩を支えているインナーマッスルの筋力は問題なく、

肩関節の上部や後面の関節包の硬さや、

胸部の筋肉の緊張が動きの制限を起こしていました。

 

ここまでは、

多くの整骨院でも検査したりするとは思います。

ですが、

問題は、なぜ硬くなってしまったのか、という事です。

この原因を見つけて改善しないと、

また同じような症状が出てしまう可能性が高くなります。

 

この患者さんの場合、

半年前に肋骨の骨折をして、

しばらくバストバンドで固定しながら生活していました。

これは肋骨骨折では当たり前のことですが、

固定している間に、

体幹が硬くなってしまい、

そのリハビリをせずに、

通常通りの生活に戻ったところ、

体幹の硬さを肩関節が補って動いたため、

徐々に肩関節に負担がかかり、

四十肩/五十肩の症状が出てしまったのです。

 

さっそく体幹の可動域と筋力をテストすると、

肋骨骨折をした側としていない側では、

動きも筋力もまるで違い、

患者さん自身もびっくりしていました。

 

治療は、

もちろん肩関節に対して、

制限因子となっているものを改善する治療が必要になり、

更に、

体幹の動きと筋力を改善する運動療法が必要になります。

 

四十肩/五十肩になりやすい人は、

肩関節のみが悪いわけではなく、

体幹が硬かったり、

股関節が硬かったり、

足の重心バランスが悪かったり、

一見、肩には関係ないと思われるところも影響してきます。

 

四十肩/五十肩でお悩みの方、

治療に行っているが改善しない方、

治療に行っているが肩関節しか治療していない方、

四十肩/五十肩になった原因を加齢(による変性)と言われている方、

何度も四十肩/五十肩を繰り返してしまう方、など、

気になる方は当院まで。

 

正しい治療・正しい整骨院

千歳船橋駅前整骨院

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