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太ももの裏・膝裏の痺れ(梨状筋症候群)

2019.07.04 | Category: 下半身,未分類

調理の仕事をしていて、

最近、仕事中に太ももの裏から膝の裏あたりまで、

痺れが出てくる、という患者さんが来院されました。

 

腰の検査を行いましたが、

痺れが強くなることもなく、

腰が原因である可能性が低く、

坐骨神経痛が疑われました。

 

坐骨神経痛は、腰から出る神経が束になって坐骨神経になり、

お尻から太ももの裏を通り、膝の裏で2股に分かれて、

足へと向かいます。

この坐骨神経の通り道のどこかで、

坐骨神経が圧迫されると、

圧迫された場所から下の部分でしびれなどの神経症状が出ます。

最も多いのが、

お尻の筋肉で圧迫されて症状が出る梨状筋症候群です。

 

特に思い当たる原因もない、という事なので、

歩行と動きを確認しました。

歩いてもらうと、

左足をついた瞬間、

左の骨盤が前方に回旋していました。

このような動きがあると、

一歩一歩で、骨盤が横にぶれるような歩行になり、

骨盤の回旋し(捻り)ながら、

歩くようになります。

そうすると、

股関節は常に内側に捻られるような力が働き、

それを止めるために、

梨状筋が頑張って働きます。

そして、

梨状筋が硬くなりすぎることで、

坐骨神経の通り道で圧迫し、

痺れなどの神経症状が出てしまうんです。

 

これを治すには、

お尻の筋肉のマッサージやストレッチなどで、

柔軟性を高めることも有効ですが、

根本的には、

骨盤の横ぶれと、

横ぶれに伴う骨盤の回旋(捻り)が

起きないような歩行動作に戻さなくてはいけません。

 

坐骨神経痛でお悩みの方、

坐骨神経痛が治らないとあきらめている方、

治療後は良いが、すぐに戻ってしまう方、

根本的に治したいと思っている方、

はっきりとした原因が無いのに坐骨神経痛が出てしまう方、

歩き方が気になる方。など

気になる方は当院まで。

 

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