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股関節のつまり感

2024.09.26 | Category: 上半身,下半身

最近、家事などでしゃがんだり立ったりなどの動作をしていると、

股関節の前側(鼠径部)のあたりがつまる感じがして、

痛みも感じるようになってきた、医療機関を受診したほうがよいのでしょうか。

という患者さんが来院されました。

股関節の変形などの疾患はレントゲン検査などの画像診断と、

現状の症状などを合わせて診断されるため、懇意にしている医療機関を紹介しました。

そうすると、

大腿骨(太ももの骨)と寛骨臼(骨盤の骨)で作られる股関節で、

このどちらかの骨の形の異常・もしくは両方の骨の形の異常があるために、

股関節の動きで骨どうしがぶつかるようになる股関節インピンジメントであることがわかりました。

この股関節インピンジメントは、

大腿骨及び寛骨の骨形態異常によって股関節動作時に衝突が生じる病態と定義され、

何らかの理由で生じた股関節の機能不全(筋力低下、柔軟性低下など)がある状態で、

日常生活動作や趣味の運動を続けることで股関節や鼠径部に負担が集中することで

股関節や鼠径部周辺部に様々な痛みを起こす疾患です。

日常生活動作や運動などで、インピンジメントが起こり股関節の関節唇や関節軟骨が損傷され

股関節の安定性が損なわれるため関節不安定性が高まり、

進行していくと変形性股関節症などにもなってしまいます。

症状は20~40代で自覚することが多いといわれ、

股関節の痛みや動かしにくさなどの症状が出現している場合は、

すでに関節唇や関節軟骨の損傷が生じている場合もあり注意が必要です。

主な症状としては、

股関節の痛み・固い感じ・動きの制限があり、

股関節を深く曲げたり、ひねったりする動作では強い痛みが出ることが多いです。

股関節周囲の鈍痛、重苦しさ、違和感、引っ掛かり感、抜けるような感じ、

股関節がうまくはまっていない感じ、などの症状が出ることもあります。

また、歩行時・運動時、日常生活動作で痛みや動かしにくさなどを感じることが多いですが、

長時間座っていて立ち上がる時、自転車の乗り降り、あぐらなどでも出現します。

治療では、約80%の方は保存療法(リハビリ)で痛みが改善するというデータもあり、

まずは保存療法(リハビリ)を行い、それでも症状が良くならない場合は、手術になることもあります。

保存療法(リハビリ)のポイントは、

①股関節の可動域の低下

②股関節の安定性低下

③骨盤・骨盤周囲の可動性低下

④腰椎、骨盤の安定性低下

があり、この4つがインピンジメントの要因となるため、これらの改善がポイントになります。

また、動作や歩行の確認を行い痛みの原因となりうる動作の修正、改善を行います。

当院では、懇意のしている医療機関と協力しながら、

症状や原因の特定と、その状態に合わせた治療を行い、

早期の症状改善に向けて取り組んでおります。

股関節の痛みでお困りの方、

股関節の症状で治療をしているが改善しない方、

股関節の痛みでインソールをご希望の方、など、

気になる方は当院まで。

千歳船橋駅前整骨院

千歳船橋駅前鍼灸院

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