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捻挫は治っているのに、

2020.01.16 | Category: 下半身

1月前に足首の捻挫をして、

痛みが強いため整形外科を受診、

レントゲン検査で骨に問題は無く、

捻挫と診断を受け、

湿布と包帯で固定するように言われたそうです。

その後、

2週間固定を行い、

腫れと痛みが引いてきたので、

包帯を外して日常生活を送っていたところ、

足の外くるぶし(外果)が痛く、

歩いたりしゃがんだりするのが辛い、

足関節の動きが硬くて動かしにくい、

という症状で当院に来院されました。

 

外くるぶしの痛みの箇所と症状、

それから歩行動作を検査したところ、

足をついて荷重していったときに、

足の重心(足圧中心)が外側にズレていました。

 

これは非常に多いのですが、

足の捻挫で、

足の重心が外側にズレた後、

そのまま生活していると、

外側を支える腓骨筋に負荷がかかり、

やがて痛みや腫れといった症状を出してきます。

これをいくら捻挫で痛めた靭帯の影響として、

治療を行っても、

症状は良くなりません。

 

治療は、

荷重時の足の重心を正しくすること、

ただし、

単純に内側に重心を移動すれば良い、

というものではありません。

また、

ふくらはぎや足の裏・すねの筋肉などをマッサージすれば良い、

というものでもありません。

個々の患者さんの歩行動作に合わせて、

最適な重心のバランスに誘導していく必要があります。

 

この患者さんにも、

運動療法で足の重心を誘導し、

荷重時の重心の位置の意識をお伝えしたところ、

しゃがみ込むときの痛みが消失していました。

 

足の症状でお悩みの方、

捻挫後の痛みが消えない方、

治療に行ってもマッサージしかされない方、

詳しい説明を受けた事が無い方、

治療に通っているが良くならない方、

何度も捻挫を繰り返してしまう方、

リハビリをしたことが無い方、など、

気になる方は当院まで。

 

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