- Blog記事一覧 -歩くだけで太ももが辛い。
立ち仕事をしている患者さんで、
ジムなどにも通い、
身体を鍛えるようにしているのに、
休日にウォーキングをするだけで、
太ももの前側の筋肉が張ってきて辛くなる、という相談を受けました。
太ももの前側には、
大腿四頭筋という筋肉があり、
膝を伸ばしたり、
膝を高く上げたりする働きがあります。
この筋肉が張ってきて辛くなる、ということは、
ウォーキングしているときに、
大腿四頭筋が過剰に働いて、
この筋肉が頑張っていることが多いんです。
大腿四頭筋が歩行時に働く時は、
足を前方に踏み出して踵がついて、
足裏全体が地面に付く瞬間と、
地面を蹴りだしていく時です。
この2つのタイミングで、
より強く働くのは、
足裏全体が地面につき、
少しづつ膝関節が曲がっていく瞬間です。
よって、
歩いていて太ももの前側の筋肉が辛くなる、というのは、
足裏全体が地面についているときに、
膝関節が曲がり、そのまま膝関節が伸びないため、
太ももの前側の筋肉に負荷をかけすぎている、
ことが考えられるのです。
この患者さんの歩き方をみると、
足裏全体が地面についたときに、
膝関節が曲がりすぎ、
膝が伸び切らずに歩く状態でした。
歩き方は、
身体の使い方のクセなので、
個人の身体の使い方や姿勢・歪みが解り、
ごまかしのきかない、一番良い方法と言われています。
この患者さんには、
身体の使い方を意識して、
ウォーキングをしてもらうように指導しました。
歩き方が悪いとよく言われる方、
歩行時に症状が良く出る方、
歩き方が悪いのは自覚しているが
どうやって治したらよいかわからない方、など、
気になる方は当院まで。