- Blog記事一覧 -肩が痛くて上がらない(腱板損傷)
今年に入ってから転倒して肩を強打し、
その後から肩が上がらない、という患者さんが来院されました。
一度、整形外科を受診して、
湿布と投薬で経過観察と言われ、
数か月が経過しても肩が上がらず、
心配になって、当院に来院されました。
症状・筋力・可動域・痛みの箇所・痛みの出る動きなどから、
腱板損傷の可能性をお伝えして、
当院で懇意にしている整形外科を受診してもらったところ、
腱板(肩のインナーマッスル)断裂の可能性があり、
MRIなどの検査が必要になる、ということでした。
腱板が完全に断裂すると、
腕はほとんどあがりませんが、
部分断裂だと肩を上げることは可能です。
断裂部は、手術などをしないと、
そのままくっついてくれることは、
ほとんどありませんが、
7割くらいの患者さんは、
断裂部がくっついていなくても、
リハビリで症状が改善する、というデータもあります。
また、
肩の痛みが、
腱板損傷による痛みなのか、
それ以外の要因による痛みなのか、
を痛みの箇所や、
痛みの出る動き、などで明確にしないと、
手術で腱板を繋げても、
痛みは改善しないこともあります。
さらに、
明らかな怪我の覚えがなくても、
いわゆる五十肩のような症状で、
腱板断裂になっていることも多いそうです。
腱板断裂に対して、
何もわからず肩を上げるリハビリをしたり、
痛みを我慢して動かしていると、
徐々に肩が上がらなくなり、
症状はどんどん悪化していきます。
肩の痛みがなかなか引かない方、
肩の動きが悪くてお悩みの方、
治療を受けているが肩の動きが良くならない方、
病院を受診しても経過観察としか言われない方、など、
気になる方は当院まで。
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