- Blog記事一覧 -出張後に背部が痺れる。
先週末の出張後に背中の痛みが出始め、
今週になって痛みが痺れに変わってきた、
という患者さんが来院されました。
話を聞いてみると、
普段から仕事でPC作業が多く、
今回も重たい荷物を持つなど、
負担になることが多かった、ということでした。
背中の痛みの多くは無理な姿勢が
影響していることが多いのですが、
この患者さんは、
日常的にPC作業をしていたり、
出張などで重たい荷物を持ったなど、
手や腕に急激に負担が増えたことが原因になります。
手や腕を酷使すると、
(腕は、手から肩甲骨までの筋膜の影響が強いため)
肩甲骨周囲の筋肉に負担がかかり、
結果として背中の痛みが発生しやすくなります。
そして、その状態で重たい荷物を持つなど、
更に負担がかかることで痺れも出てきてしまいます。
ですから、
治療するには、
肩甲骨周囲の筋肉を使いやすくすること、
手や腕の筋肉を使いやすくすること、
そして、背中の筋肉の柔軟性を高めて、
胸郭の動きを良くすることです。
これには、
ストレッチが簡単で効果的ですが、
人の身体は個々によって違うため、
伸ばして良い筋肉と伸ばしてはいけない筋肉があります。
今日は背中の痛みについてなので、
背中のストレッチについて。
背中の筋肉の柔軟性を高めるには、
背中を丸めるようにするのと(胸椎の屈曲)、
背中を伸ばすようにするのと(胸椎の伸展)、
大まかに2パターンあります。
これを間違えてしまうと、
症状が改善するどころか、
徐々に症状が悪化していきます。
PC作業以外でも、
育児による抱っこなどで背中が丸まり痛くなったり、
年度末の仕事の忙しさで背中が痛くなったり、
お彼岸のお墓の掃除で背中が痛くなったり、
色々と背中の痛みは発生してきます。
背中の痛みでお悩みの方、
治療に通っているが改善しない方、
治療に通っているが背中のマッサージしかされない方など、
気になる方は当院まで。