- Blog記事一覧 -マレットフィンガー(突き指)
先週の土曜日、
当院で月一回の勉強会を開催しました。
先生は、
国家試験の試験員や教科書の作成にも関わっており、
私が学生時代にお世話になった先生です。
今回は、
突き指の中でも、
注意が必要なマレットフィンガーについて。
マレットフィンガーは、
野球やバレーボールなどの突き指で発生することが多く、
日常生活でも発生する突き指の一つです。
早期に適切な処置が行われれば保全的に治癒しますが、
放置したり誤った処置をされてしまうと、
永続的に指が伸びなくなるというリスクがあります。
マレットフィンガーは3つのタイプに分類され、
この中で、3型と言われるものが要注意になります。
1・2型は、
指を反らすように固定すれば良いのですが、
3型は、
指を反らして固定すると、
逆に関節のズレが大きくなり、
そのままにしてしまうと手術の適応。
手術は指に鋼線を2~3本差して固定します。
今回は、
なぜ3型が難しいのか、
どうしたら固定が可能になるのか、
という理論について教えて頂きました。
突き指は誰もが経験するような怪我であり、
突き指くらい大丈夫と、
あまり深刻に考えずに、
整骨院に行くことが多いと思いますが、
行った整骨院の先生が処置や固定を知らなかったら…。
何も処置が出来ず、
整形外科や病院を紹介されて手術…。
皆さん…、
このマレットフィンガーの処置や固定の仕方を
知っているか知らないかで、
手術しなくても済むものが手術になってしまうんです。
恐ろしいことですね…。
怪我をした際には、
整骨院に行くことで問題ありません。
しかし、
どこの整骨院に行くかは重要です。
気になる方は当院まで。