- Blog記事一覧 -すねの内側が痛い
サッカーをしている学生で、
以前は膝が痛かったが、
最近は、すねの内側が痛く、
ボールを蹴るのも走るのも辛い、
週末の試合は何とか出たい、
という患者さんが来院されました。
運動をよくする方で、
すねの内側が痛くなり、
走れない、歩くのも辛いと言った症状で、
シンスプリントがあります。
シンスプリントは、
長距離走や跳躍動作の多いスポーツに発生しやすいと言われ、
疲労や扁平足・回内足などによる後脛骨筋などへの
牽引ストレスが原因と一般的には言われています。
ということは、
なぜ後脛骨筋の牽引ストレスが発生してしまうのか、
これが解剖学的に理解できていないと、
シンスプリントは治せません。
後脛骨筋は、通常は、
運動や歩行時などで、足を地面に接地した時に、
すねの骨が外側に倒れる(※例えるならO脚になる)動きを
抑制するのに働いています。
そして、
すねの骨が外側に倒れる動きが過剰に起きるのは、
足の裏の重心(足圧中心)が内側に寄った時です。
足圧中心が内側に寄ると、
すねの骨が外側に倒れる動きが強くなり、
すねの骨が外側に倒れ過ぎないように後脛骨筋が頑張ります。
よって、
シンスプリントの方は、
足の裏の重心(足圧中心)が内側に寄り過ぎている傾向があるんです。
ですから、
治療は、
すねの筋肉をほぐす、
テーピングで重心を内側に寄せる、
骨盤の歪みを治す、
ふくらはぎの筋肉をストレッチする、
などをやっても、
根本的な解決にはならず、
あまり効果は期待できません。
特に、テーピングやインソールには要注意です。
すねの骨が外側に行かないようにと考えて、
重心を内側に寄せようとすると…、
足圧中心が、ますます内側に寄ってきて、
シンスプリントは悪化します。
シンスプリントが悪化すると、
すねの骨の疲労骨折などにもつながります。
シンスプリントで運動を休んでいる方、
シンスプリントで地領を受けているが改善しない方、
シンスプリントでマッサージしかされない方、
テーピングで痛みが悪化した方、
骨盤の歪みが原因と言われている方、など、
気になる方は当院まで。
正しい治療・正しい整骨院
千歳船橋駅前整骨院
千歳船橋駅前鍼灸院