- Blog記事一覧 -肩の痛みとインナーマッスル
定期的に草野球をしている方が、
先日の日曜日に試合でピッチャーをしてから、
肩が痛くて週末の草野球が不安、
という事で来院されました。
肩関節は可動域も大きく、
その動きを支えているインナーマッスルの働きは、
非常に重要です。
今日は、肩関節のインナーマッスルについて。
肩関節のインナーマッスルを腱板と言い、
インナーマッスル(腱板)を構成する筋肉には、
棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋があります。
そして、
腱板の機能は、
肩関節の軸を安定させて動かしやすくすること、
それぞれ個々の筋肉の働きで、
肩関節の外転・外旋・内旋などの動きをすること、
などが主な機能になってきます。
ここからが重要になりますが、
肩に痛みがあると、
レントゲンを撮ったり(整形外科など)、
肩関節の動きを評価(測定)したり、
インナーマッスル(腱板)の筋力テストなどを行います。
肩関節の動きの評価(測定)や
インナーマッスル(腱板)の筋力テストをした結果、
筋力テストをした筋肉と痛みの箇所が同じ場合には、
インナーマッスル(腱板)の損傷が考えられます。
ですが、
筋力テストをした筋肉と、痛みの箇所が違う場合、
また、
筋力テストを行うポジションを変えることにより
痛みの箇所や痛みの程度が変化する場合は、
インナーマッスル(腱板)の損傷ではなく、
インナーマッスル(腱板)機能の低下や機能の破綻が考えられ、
治療の方法が変わってくるんですよ。
一般的には、
痛みの出る動きや筋力テストなどを行い、
痛みが誘発されたらその筋肉の損傷として、
治療されることが多く、
治療すると良いがすぐに症状がもどってしまう、
治療すると肩が軽くなるようになり不安定感が増える、
肩を動かした時の違和感が改善しない、など、
インナーマッスルの機能低下の症状が残ってしまうんです。
これは、
インナーマッスル(腱板)を損傷しているのではなく、
インナーマッスル(腱板)が機能していないだけ、
ということも考えなくてはいけないんです。
こうした場合には、
インナーマッスルの機能を高める治療が必要になります。
肩関節の痛みで長年お悩みの方、
治療するとその場は良いが、すぐに症状が戻ってしまう方、
投球時の違和感がなかなか取れない方、
肩関節の不安定感を感じている方、など、
気になる方は当院まで。
正しい治療・正しい整骨院
千歳船橋駅前整骨院
千歳船橋駅前鍼灸院