- Blog記事一覧 -ヘルニアで骨盤矯正??
腰の痛みで整形外科を受診し、
腰椎のヘルニアと診断を受け、
治療を受けるために、
整骨院に行ったところ、
骨盤の歪みを指摘されて、
骨盤矯正を受けたが、
ヘルニアの症状が良くならない、
という患者さんが来院されました。
そもそもなぜヘルニアになるかを知らないと、
ヘルニア⇒骨盤矯正というような
安易な発想で治療をするような事になってしまいます。
ヘルニアは、
椎間板や椎間板の中にある髄核という組織が、
腰椎に負担がかかることによって、
外側にはみ出し、
はみ出した椎間板や髄核が神経を刺激することで、
痺れや筋力低下、知覚の異常などの症状を発生させる状態です。
ですから、
骨盤矯正をしても、
はみ出した椎間板や髄核が元に戻るわけではありません。
では、どうすれば良いか。
ヘルニアの症状が出てしまう方は、
腰椎が過剰に動く傾向があり、
逆を言えば、
腰以外の股関節や体幹などの関節の動きが悪く、
腰椎が代償して頑張って動くために、
徐々に腰椎に負担が集中して、
ヘルニアによる症状が出てしまうんです。
これを改善させるためには、
腰以外の関節のどこが動いていないのか、
を明確にして、
その箇所がサボらずに動くような運動療法を行えば、
腰椎が過剰に頑張りすぎる必要がなくなり、
自然とヘルニアの症状は治まってきます。
補足ですが、
ヘルニアで飛び出した椎間板(髄核)は、
身体が再度、吸収して消失することが解ってきており、
保存療法で治療していくと、
早い人で2~3年、長くかかる人でも5~6年で
飛び出した椎間板が吸収・消失されていくそうです。
完全に手術になってしまうヘルニアは、
ヘルニア全体の5%程度というデータもあるそうです。
ヘルニアは治らないと諦めている方、
ヘルニアで骨盤矯正の治療を受けている方、
ヘルニアで治療に行っているが良くならない方、
ヘルニアは安静にするしかない、と思っている方、など
気になる方は当院まで。
正しい治療・正しい整骨院
千歳船橋駅前整骨院
千歳船橋駅前鍼灸院
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