- Blog記事一覧 -ジョギング後に足が痺れる
段々と暖かくなり、
運動を始める人も多いのではないでしょうか。
春にマラソンのレースに参加するため、
走る距離を伸ばしたところ、
走った後にお尻から太腿の裏が痺れる、
という患者さんが来院されました。
話を聞くと、
日常的にも良く走っているため、
なぜ痺れが出たのか、解らないということでした。
患者さんの動き・身体のバランスを見るため、
歩行動作を確認すると、
歩く時に骨盤を強く捻って歩いていました。
このような歩き方をしていると、
段々と股関節や股関節を支える筋肉に負担がかかり、
よく言われる坐骨神経痛や、
痛み・痺れといった症状が出てきます。
この患者さんの場合にも、
日常的に走る距離や走るペースでは問題なかったものの、
レースに向けて運動強度を上げた結果、
症状が発生してしまったのです。
このような症状を治すには、
股関節周囲のストレッチなどを行うと、
一時的には症状は改善します。
しかし、
根本的に治すには、
骨盤を過度に捻って歩く・捻って走る、という
動作そのものを改善させなくてはなりません。
この患者さんにも、
骨盤の捻りが起きてしまう原因を説明し、
股関節周囲のストレッチと、
自宅でできる運動療法(リハビリ)を指導して、
次回のご予約を頂きました。
当院では、
症状が発生する原因を、
動きの中でも検査し、
治療に取り入れています。
運動中に痛みが出る、
運動後に症状が悪化する、
運動をしたいのに症状が気になる、など、
気になる方は当院まで。