- Blog記事一覧 -腕が痺れる(胸郭出口症候群)
腕が痺れて、整形外科を受診し、
胸郭出口症候群という診断を受けた患者さんが来院されました。
胸郭出口症候群とは、
首から出て、腕に繋がる神経が、
首や鎖骨、胸筋などで圧迫されて、
その結果、
その神経が分布するエリアに痺れなどの症状が出る疾患です。
この治療は、
まず、
どこで神経が圧迫されているかを明確にします。
そして、
一般的には、
圧迫している筋肉の緊張を緩めると、
症状が緩和すると言われています。
ですが、
根本的に治すには、
もう一歩踏み込んで考えなくてはいけません。
そもそも、
なぜ、その筋肉が硬くなったのか、
仮に、
その筋肉が硬くなることで、
身体のバランスを取ろうとしていた場合、
その筋肉を緩めると、
身体のバランスが崩れるため、
身体は必死にバランスを取ろうとして、
更にその筋肉を硬くするように反応してきます。
ですから、
治療する際には、
まず、その筋肉を緩めて良いのか、
身体のバランスはどうなっているか、
という観点も非常に重要なんです。
腕の痺れで通院しているが改善しない方、
病院を受診しているが、牽引や電療などしかしていない方、
治療後は良くなるが、すぐに症状が戻ってしまう方、など、
気になる方は当院まで。