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筋力と動きの方向性

2021.04.21 | Category: 下半身

当院では、

コロナウィルス対策として

3つの密(密閉・密集・密接)を避ける対策をとっております。

・密閉⇒院内窓・入口ドアを開放しての換気

・密集⇒使用するベットを少なくして距離を空ける

    密集を避けるため、来院時のご予約のお願い

・密接⇒マスクの着用、アルコール消毒の徹底

・オゾン発生器による空間除菌

腰痛を訴える患者さんが来院し、

身体の動きや使い方、そして個々の身体のバランスをチェックしたところ、

股関節を内転する内転筋という筋肉が使いにくくなっていることが解り、

内転筋を使うために股関節の内転運動を行ってください、

とお伝えしました。

この患者さんは、

日常的に運動の習慣があり、

ジムに行った際に、トレーナーに股関節の内転運動はどう行うのか、

どうすれば良いのか聞いたところ、

足を開いた(がに股)の状態でスクワットを行うように指導され、

次の来院時に、これで合ってますか、と確認されました。

確かにワイドスクワットを行うと、

内転筋は強化されます。

しかし、これも良くある間違いですが、

内転筋を使って内転運動をしてください、というのは、

股関節の内転運動をすることで骨盤や下半身が安定するという事で、

内転筋を鍛えれば良い、というわけではありません。

これは解剖学や運動学の参考書などに書いてある図です。

これをみれば解りますが、

股関節の内転運動は、自分の身体の中心を越えて足が内側に入る運動です。

ですから、

身体のバランスを整えるために股関節の内転運動を行う為には、

内転筋を使って、正確な股関節の内転運動をする必要があるんです。

内転筋を使って内転運動を行うことで、

身体の中で運動連鎖という働きが起こり、

身体が安定し、結果的に姿勢や歪みが改善します。

どの筋肉もそうですが、

ただ鍛えれば良いというわけではありませんし、

やみくもに鍛えても身体には逆効果の事もあります。

正しい解剖学的知識・運動学的知識を基に、

正しい運動を行うことで身体は安定してきます。

気になる方は当院まで。

正しい治療・正しい整骨院

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