- Blog記事一覧 -膝が曲がらない。
荷物を持って階段を下りていて、
最後の一段を踏み外して膝を強打し、
その後、打撲の痛みは無くなったが、
膝を曲げると痛みが出てくる、という患者さんが来院されました。
仕事が立ち仕事で、
仕事の途中ではしゃがんで行う作業もあり、
日常生活にも支障が出ている、という訴えでした。
詳しく検査すると、
骨や靭帯、関節にも問題となる箇所はなく、
筋力を検査すると、
唯一、太ももの外側の筋肉の筋力が低下しており、
この部分の柔軟性をチェックすると、
逆の膝関節と比べて、明らかな違いがみられました。
これが治療前の写真で、明らかに膝がベットから浮いています。
歩行検査をすると、
足を接地した瞬間に骨盤がズレていき、
やはり、太ももの外側の筋力が機能していないことが解りました。
外側の筋肉が筋力を発揮できないと、
骨盤が外側にズレるため、
結果的に、膝関節が内側という位置関係になり、
例えるならX脚のような状態です。
この状態で仕事や日常生活を送っていたために、
転倒の痛みが治った後も、
膝が曲がらない、という状態が続いていたのです。
太ももの外側の筋肉の柔軟性を回復させ、
運動療法を行ったところ、
膝を曲げることができ、
痛みも消失していました。
これが治療後の写真で、膝がベットについています。
当院では、
このように痛みの原因がどこになるのか、
を明確にして治療を行っております。
膝の痛みでお困りの方、
痛みの原因がどこかわからず治療を受けている方、
よくありがちな骨盤の歪みが原因と言われ治療を受けている方、など
痛みや痺れなど、症状でお困りの方は当院まで。
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