- Blog記事一覧 -腰痛の原因が解らない。
1月末から腰からお尻にかけて痛みがあり、
思い当たる原因も全くないという患者さんが来院されました。
特に動作開始時に痛みが強く、
日常生活に支障が出ているのを何とかしてほしい、
どうすれば治るのか、
どうすれば今後の予防になるのか、
何が原因なのか、を知りたいということでした。
一般的に腰痛は、
原因がはっきりわかるものは15~20%程度と言われており、
それ以外の80%程度は原因が解らない腰痛です。
では、
なぜ腰痛になるのか。
よく言われる歪み・姿勢などが原因なのでしょうか。
腰痛の原因は、
身体の他の箇所、
例えば、股関節・膝関節・足関節・胸椎・頸椎などの動きが、
身体の使い方のクセなどで悪くなってくると、
腰(腰椎)が、その状態を補おうと頑張って動くため、
徐々に負担がかかり、
腰痛が発生すると言われています。
そのため、
歪みを治そうが、
姿勢を良くしようが、
腰が過剰に動いてしまっている状態が改善しない限り、
腰痛が治ることはありません。
ちなみに補足ですが、
歪みの指標になる骨盤ですが、
人間の骨盤は左右で形が違うので、
歪んでいるのは、むしろ当たり前です。
ですから、
歪みを治す際には、
その患者さんの身体のバランスに合った状態に治し、
なおかつ、
身体の動きが無理なく動かせないと意味がありません。
当院では、
患者さんと症状の原因を共有し、
ご納得頂いたうえで治療を行っております。
この患者さんにも今の腰の状況、
なぜ痛みが発生しているのか、
今後、どのような治療が必要になるのか、
どのくらいで良くなってくるのか、
今後の状況をご説明し治療を行いました。
治療後には痛みが緩解し、
次回のご予約をしてお帰り頂きました。
痛みの原因が解らず悩んでいる方、
治療に行っているが症状が改善しない方、
歪みが原因と言われ、治療を受けているが良くならない方、など、
気になる方は当院まで。