- Blog記事一覧 -肋骨骨折後に肩が上がらない。
半年前に肋骨の骨折をして、
肋骨の骨折は治ったが、
最近、肩が上がらなくなり、
着替えなどが辛い、という患者さんが来院されました。
肩関節を詳しく診てみると、
肩を支えているインナーマッスルの筋力は問題なく、
肩関節の上部や後面の関節包の硬さや、
胸部の筋肉の緊張が動きの制限を起こしていました。
ここまでは、
多くの整骨院でも検査したりするとは思います。
ですが、
問題は、なぜ硬くなってしまったのか、という事です。
この原因を見つけて改善しないと、
また同じような症状が出てしまう可能性が高くなります。
この患者さんの場合、
半年前に肋骨の骨折をして、
しばらくバストバンドで固定しながら生活していました。
これは肋骨骨折では当たり前のことですが、
固定している間に、
体幹が硬くなってしまい、
そのリハビリをせずに、
通常通りの生活に戻ったところ、
体幹の硬さを肩関節が補って動いたため、
徐々に肩関節に負担がかかり、
四十肩/五十肩の症状が出てしまったのです。
さっそく体幹の可動域と筋力をテストすると、
肋骨骨折をした側としていない側では、
動きも筋力もまるで違い、
患者さん自身もびっくりしていました。
治療は、
もちろん肩関節に対して、
制限因子となっているものを改善する治療が必要になり、
更に、
体幹の動きと筋力を改善する運動療法が必要になります。
四十肩/五十肩になりやすい人は、
肩関節のみが悪いわけではなく、
体幹が硬かったり、
股関節が硬かったり、
足の重心バランスが悪かったり、
一見、肩には関係ないと思われるところも影響してきます。
四十肩/五十肩でお悩みの方、
治療に行っているが改善しない方、
治療に行っているが肩関節しか治療していない方、
四十肩/五十肩になった原因を加齢(による変性)と言われている方、
何度も四十肩/五十肩を繰り返してしまう方、など、
気になる方は当院まで。
正しい治療・正しい整骨院
千歳船橋駅前整骨院
千歳船橋駅前鍼灸院
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