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靴の踵の減り

2018.12.26 | Category: 下半身

靴の踵部分の減り方を気にしている患者さんが来院されました。

靴の外側がかなり減っていて、

それが身体に悪いのではないか?という事でした。

一般的に、

歩行時には、

踵の外側から地面に設置して歩くため、

踵の外側が減るのは問題ありません。

それよりも、

気にしなければいけないのは、

踵が接地してからの荷重の仕方と、

踵が内側に入った方が良いのか、

踵が外側に出た方が良いのか、という事です。

 

よく踵の外側が減っていると、

踵が内側に入ってしまうため、

重心が外側に移動し、

O脚や膝痛、肩こりや腰痛の原因になると言われ、

テーピングで矯正したり、

踵の外側が高くなるようなインソールを作ったりします。

 

ですが、

身体が安定して効率よく動くためには、

実は踵が内側に入った(踵骨内反の)方が安定する人の方が多いんです。

 

なぜかというと、

踵が内側に入ると、

足の裏は硬くなり、

踵が外側に行くと、

足の裏は柔らかくなる、という性質があります。

硬くなった方が、

踵からつま先まで効率よく重心の移動ができるようになります。

 

ですから、

踵の位置(内か外)が問題なのではなく、

身体を安定して効率よく動かすために、

内と外のどちらに動かした方が良いかが重要になります。

 

今日の内容は少し難しかったかもしれません…。

 

足底腱膜炎や外反母趾などでお悩みの方、

踵の減り方が気になる方、

歩き方を治したい方、

踵を外側に向ける矯正を受けている方、

踵の外側を高くするインソールを使用している方、

足の症状でお悩みの方、など

気になる方は当院まで。

 

 

 

 

 

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