- Blog記事一覧 -内くるぶしの下のあたりが痛い
立ち仕事に変わり、長時間立って仕事をしていたら、
内くるぶしの下あたりが痛くなり、整形外科を受診したところ、
有痛性外脛骨と診断され、痛みのある時は湿布を貼ってください、と言われ、
何かできる治療はありますか、という患者さんが来院されました。
まず、有痛性外脛骨ですが、
足の内側の土踏まずのあたりにある舟状骨の内側に、
余分な骨(余剰骨、過剰骨)がある人がいて、
この余分な骨を外脛骨と言います。
これがあること自体で痛みの原因にはなりませんが、
この部分に何らかの負担がかかり、
痛みが出てくると有痛性外脛骨と言われます。
痛みの原因として、
後脛骨筋というふくらはぎの筋肉があり、
後脛骨筋が外脛骨と舟状骨に付着しているため、
この後脛骨筋の牽引ストレスが有痛性外脛骨を起こすと言われています。
一般的に治療では、
後脛骨筋のマッサージをしたり、
インソールを使ったりすることがあります。
また、有痛性外脛骨の方は、
扁平足になっていることも多く、
土踏まずをサポートするようなインソールを入れることもあります。
有痛性外脛骨の見落としてはいけない
治療のポイントは、足の重心(足圧中心)です。
有痛性外脛骨になる人は、
足の重心(足圧中心)が内側に寄っていて、
後脛骨筋や後脛骨筋の付着部に牽引ストレスがかかっているため、
これを正しい位置に誘導してあげないと、
後脛骨筋のマッサージをしても症状は出てしまいます。
また、インソールも同様ですが、
土踏まずをサポートするには、
土踏まずを上げて(足圧中心)が安定するのかどうか、
上げるのであれば土踏まずを何ミリ上げるのか、
土踏まずのどの部分を上げるのか、などを判断する必要があり、
土踏まずを上げ過ぎた場合には、
有痛性外脛骨の症状が悪化することもあります。
有痛性外脛骨でお悩みの方、
有痛性外脛骨で治療に行っているが、後脛骨筋のマッサージしかされていない方、
有痛性外脛骨でインソールを作ったが痛みが取れない方、
自分の足に合ったインソールを作りたい方、など、
気になる方は当院まで。
千歳船橋駅前整骨院
千歳船橋駅前鍼灸院