





- Blog記事一覧 -肩を動かすだけでは
今週の急激な冷え込みで肩こりや背中の張りが悪化し、
肩関節が動かしにくくなって痛みも感じるようになってきた、
という患者さんが来院されました。
肩関節の動きと背中の張り(胸郭の動き)は重要な関係性があり、
胸郭と肩関節は、肩甲胸郭関節や胸鎖関節・肩鎖関節などの関節が影響してきます。
背中が張って胸郭の動きが少なくなってくると肩関節の動きも悪くなりますが、
肩が動かしにくいからといって、
一生懸命に動かそうと肩関節の体操などをしていると、
徐々に肩関節に過度な負担がかかり続け、
四十肩/五十肩や腱板炎、上腕二頭筋長頭腱炎などが起こってきます。
そのため、
肩関節の動きが悪いと感じたら、
肩関節の状態がどうなっているのか、と言う事と、
胸郭の動きや柔軟性も確認することが必要です。
胸郭は屈曲・伸展・回旋・側屈・並進といった動きがあり、
肩関節を挙上する(バンザイのように腕を上げる)動きだけでも、
腕を上げる角度によって必要な胸郭の動きが変わってきます。
ですが、背中が張っていて丸くなっているから、
背すじを伸ばしていればよい、というわけではなく、
腕を上げる角度によって、伸ばす動きも丸める動きも必要なんです。
この患者さんにも、
自宅でもできるような胸郭の体操を行ったところ、
肩関節が動かしやすくなった、と言って喜んで帰れられました。
これからが冬のシーズンになります。
日頃から身体を動かすように注意しましょう。
気になる方は当院まで。
千歳船橋駅前整骨院
千歳船橋駅前鍼灸院